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【ボートレース】雨天時の予想~握り込みに注視

日本の全国的に雨が多い季節は4月、6月、7月となる。ボートレースの雨天での予想で最も注意すべきは握り込みの優劣。その意味で、プロペラ調整の巧拙が舟券に直結することになる。

いわゆるペラ調整が巧みな選手と、そうでない選手は、驚くほど差があるもの。かつての持ちペラ制の時代は、ペラ調整次第で、成績、稼ぐ金額が決定したと言っても過言ではないだろう。

オーナーペラ制度(競艇場が保有するプロペラを使用)の現在は、かつてほどの差はなくなったが、それでもペラ調整力の差は、特に梅雨、雨天でのエンジンパワーに大きく左右してしまう。

簡単に言えば、スローから行く場合、雨天では湿気でプロペラの回転が落ちるため、握り込みが悪くなるケースが多い。真夏の猛暑の時期にも同じことが言えるが、助走距離の短いスロー勢は握り込みの悪さから、ダッシュ勢にまくられるリスクが増える。

そこでイン水域を仕事場とする選手、または艇番のいい選手(イン水域からスロースタートが予想される選手)は、必死にプロペラの回転を上げ、握り込みを良くするペラ調整に専念することになる。

このデリケートな調整が非常に難しく、特にスロー発進のレースでは、調整の成否が結果に直結してしまう。直前のスタート展示で、握り込みの良し悪しは判断できるが、前日予想だと、モーター履歴と選手の整備力&ペラ調整力を頼りに、舟券予想をするしかない。

例えば、整備力にたけた赤岩善生のような選手は、湿気や気候に合わせ、巧みにモーターを仕上げてくるが、逆に守田俊介のように、整備など二の次で、テク一本で勝負するタイプもいるので注意が必要。雨が続き、湿気の多い梅雨の時期は、極力直前の気配を確認するのが重要。

ボートの雨天予想は素人にとってかなり難しいと言える。雨天時はプロの予想サイトに頼ってもいいかもしれない。

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