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【ボートレース】インコースの強い競艇場

全国に競艇場は、北は群馬県の桐生から、南は長崎の大村まで、計24カ所ある。各競艇場ごとに、コース形態、広さ、水質、波風、うねり、防波堤の有無など特徴はさまざまで、舟券作戦において、レース場ごとの攻略法を頭に入れておくことは不可欠と言える。

いわゆるインが強いレース場は西に多い。全国24場で売り上げがいいのは、西のメッカと言われる住之江、東のメッカの平和島、そして戸田、尼崎、蒲郡など、首都圏のレース場が多い。

対して、長年売り上げの低迷に悩まされてきた西の過疎地のレース場は、ナイターやモーニングレースの開催に加え、舟券の買いやすさからインを強くする番組、コース設定(1マークブイの振り方)を強く意識している。

昨年5月1日から10月30日までのインコースの1着率を見れば一目瞭然で、1着率68・5%を誇る徳山をトップに、大村、芦屋、児島、下関と、売り上げ低迷打開を図るレース場が、軒並みイン志向が強い。

逆に、まくりの鍵を握るカド4コースの1着率は、戸田(18・2%)を筆頭に、桐生、びわこ、平和島、多摩川と関東圏のレース場が高い勝率を誇っている。

ちなみに大外6コースの1着率は平和島、江戸川、戸田、桐生と、これまた関東圏のレース場の独壇場状態。

レースの面白さはさておき、インコースから「静」のレースで手堅く勝負したいファンは西の過疎地のレース場で、カドまくり、大外一撃など「動」のレースでビッグ配当を狙いたいファンは関東圏のレース場を選ぶといいだろう。

各レース場の関係者の頭にあるのは、レースの面白さ以上に、舟券の売り上げ。そのあたりを頭に入れ、全国24場の番組の意図やコース設定などを分析するのも悪くはない。

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