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オートレース 熱走路の予想方法

全国各地で殺人的な猛暑が続き、40度超えを記録する地域もめずらしくない。オートレースは雪や台風で中止することはあっても、酷暑だからと言って中止になることはない。15日に伊藤信夫(47・浜松)の優勝で幕を閉じた伊勢崎オートの「SGオートレースグランプリ」も、ナイター開催とはいえ、前半戦は気温40度前後、走路温度が60度を超えたレースもあり、猛暑との戦いだった。いわゆる「熱走路」でのオートレースの予想作戦に迫ってみたい。

熱走路とは

熱走路とは文字通り、猛暑で熱した走路を意味する。走路温度が50度を超えれば立派な熱走路で、伊勢崎SG「オートレースグランプリ」初日(11日)の1R(14:22発走)は、何と走路温度が63度にもなった。まさに、コースの路面は焼けるような熱さで、ヘルメットやレザースーツ、プロテクターなどに身を包む選手の体感温度は、いかほどだったかと心配にもなる。

熱走路の特徴

熱走路になると、タイヤが滑るのはオートレースの常識だ。ゴム製のタイヤが60度前後の熱走路に触れれば、熱と摩擦でタイヤの消耗も激しく、タイヤのゴム自体が柔らかくなってしまう。結果的に食いつきが悪くなり、推進力も落ちるため、とにかくタイヤが滑ることになる。こうなると前を追いたくても追えない状況の悪循環で、レースは行った行ったの前残りが多くのは自明の理だろう。

熱走路の予想方法

前項でも触れたように、熱走路での予想の基本は、「軽ハン勢(ハンデが0または10mの選手)の前残り」を狙えだ。とにかく、重ハン勢はタイヤの滑りを気にして、終始慎重に、大事に回るため、前を抜きたくても、なかなか抜けない。自然と前々での決着となるのは、当然と言えば当然だろう。そして、同じ軽ハン勢の中でも重視したいポイントは「スタート力」だ。多少試走タイムで劣っても、スタートでポンと行ってしまえば、軽ハン勢同士でも簡単には前を抜けないもの。軽ハン勢に加え、ハンデ20mまでのスタート力を見極めれば、車券の的中率、回収率がグンと上がるのは間違いないだろう。

ゲリラ豪雨に注意

最後に、猛暑の熱走路とセットで考えなければならないのが「ゲリラ豪雨」だ。人気レーサーの森且行のように、真夏の熱走路はさっぱりだが、雨が降って走路温度が下がれば激変する選手も少なくないだけに、天気予報では気温とともにゲリラ豪雨のチェックも欠かせない。

熱走路の予想方法2
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