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オートレースの高額配当金はいくら?

オートレースは公営競技の中でも比較的固く収まることが多いと言われますが、時に思わぬ高配当が飛び出すのもオートレースの魅力です。試走でトップ選手の鈴木圭一郎や永井大介が他を圧倒する試走タイムを出しながら、いざレースでは一向に前に進まず、大穴を提供する。そんな苦いシーンを見たことがあるファンも少なくないのではないでしょうか。

オートレースはボートレースと同じくエンジン競技のため、エンジンの調整に微妙な狂いが生じ、あるいはレース中にタイヤを滑らせてしまうだけで、大きく着順を下げてしまうデリケートな一面もあるのです。それでは時として飛び出すオートレースの高額配当を見ていきましょう。

3連単史上1位は1500万超!

6月3日現在、オートレースの3連単の最高額配当は、2006年5月22日に伊勢崎オートで飛び出した1572万1720円です。絶対王者の高橋貢が必死に追い上げるも車券圏内に届かず、3連単は336通り中、331番人気という超ビッグ配当となりました。2位が12年2月に浜松で出た542万4970円ですから、いかに次元の違う高額配当だったのかが分かります。今後も簡単には抜かれることのない大記録と言えるでしょう。

3位は15年8月の浜松で記録した331万4850円。以下、276万900円(07年=伊勢崎)、275万620円(08年=川口)となっています。ちなみに3連単に限れば、競輪の最高額配当は476万700円(06年9月=奈良)、ボートレースは68万2760円(11年5月=徳山)ですから、オートレースは荒れる時はデカイと言えます。参考までに、最大18頭立てのJRAでは2983万2950円(12年8月=新潟)、同16頭立ての地方競馬では2848万1550円(20年1月=大井)が、3連単の最高額配当となっています。

モトロトは夢の6億円記録!

オートレースには、1~3着を当てるスタンダードの3連単以外に、複数レースの予想で宝くじ並みの高額配当を狙う「モトロト」という車券もあります。14年4月25日には川口オートでモトロトの上限である6億円が飛び出しています。的中はわずか1票で、的中した人は100円で6億円を手にした計算です。

この宝くじ並みの投票券は他の公営競技にもあり、現在の公営競技史上の最高配当額は、10年10月に平塚競輪で記録されたチャリロトの9億598万7400円です。JRAのWIN5でも最高が4億7180万9030円(19年2月)ですから、いかにオートレースや競輪の最高配当がすごい金額であったのかが分かります。

オートレースのモトロトで億単位を狙うのは宝くじ並みの確率になりますが、3連単なら最大でも336通りです。オートレースを研究して予想力を磨き、うまく運もミックスされれば、100万単位の夢配当を手にすることも不可能ではありません。

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