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元ロードレース世界チャンピオン!青木治親選手の紹介

「青木三兄弟」と言えば、バイク好きでなくても、その名を聞いたことがある人は少なくないだろう。三兄弟の一番下の弟として、ロードレース界に大旋風を巻き起こした青木治親。1995、1996年にはロードレース世界選手権で、125ccクラスのチャンピオンに輝いた、ロードレース界のスター選手だった。

そんな青木がオートレースの選手養成所に入ったのは2003年。28歳以下と定められていた特別枠ぎりぎりの、27歳でのオートレース界への転身だった。2004年8月、特別枠で初のオートレーサーとなった青木は、最優秀新人賞を受賞。そしてデビュー丸2年で川口オート伝統のG1レース「キューポラ杯争奪戦」を制覇した。2011年には浜松オートで開催された「特別G1 共同通信杯プレミアムカップ」も制し、オート界のスーパースターとしての活躍を期待するファンも少なくなかった。

その意味で、2021年2月16日現在、グレードレース優勝は前記の2回のみで、通算優勝15回、通算勝利は358勝と伸び悩んでいる感は否めない。それは青木自身が痛感しているはずで、ブレークのきっかけが欲しいところ。青木には雨走路での強さという武器もあり、青木がスター街道を突き進む姿を期待しているファンは少なくないだろう。現在の戦績はともかく、青木にはスター選手のオーラが漂っている。

近況は復調気配で、全日本選手権での活躍に期待!

青木親治に復調の気配がある。直近90日の良走路の戦績は31戦9勝で勝率は29%。2連対率は45%、3連対率は55%と、車券に貢献している。特に直近2節の川口普通開催では、準決勝1着から優勝戦に進出。ともに優勝戦は5着に敗れているが、ここ一番での勝負強さが出てきたのは好材料だろう。

特に、舞台が大きくなればなるほど輝くのが青木のスター性で、昨年12月以降のグレードレースでは、15戦して車券に9回も絡む活躍ぶり。近況の復調気配を加味すれば、19日に開幕する浜松オートの「SG 全日本選抜オートレース」で大仕事をする可能性は十分ある。湿走路になれば、なおさら発奮するはずで、今年最初のSGレースでの青木治親から目が離せない。

青木治親
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