競艇を、舟券を愛する皆さん。この「エンジンパワー」という言葉を決して忘れないでほしい。どんなビッグネームでも、エンジンパワーが劣勢だと、あっさり消えてしまう。現役最強の峰竜太でも、パワーの裏付けがないと、一般戦でも負けてしまう危険を秘める。これが競艇の怖さがある。

モーターとボート、そして現在はプロペラも、全国の全24レース場ごとに、一節間、選手に抽選で貸し与える形式を取っている。選手は回転させて玉が飛び出す抽選機(ガラガラと呼ばれる)に運を託し、好モーターが当たれば、やる気満々。低調モーターを引いてしまうと、一気にモチベーションが下がるのも人情なのである。

ただ、一流と呼ばれる選手は、少しでもパワーの上積みを図ろうと、前検日から最終日のレース直前まで、整備室とプロペラ室を往復して、努力を重ねます。技量の差もさることながら、「ファンの期待に応えたい」というプロフェッショナル精神の差が結果に反映されることもある。

プロフェッショナル精神の強い選手が好モーターを引けばピンラッシュ(連戦連勝)の活躍は必至。プロフェッショナル精神に欠ける選手が低調モーターを引けばゴンロク(5、6着)を並べることにななる。

競艇は「エンジンパワー」が50%、「選手能力」と「展開」が各25%ずつくらいの感覚で舟券勝負を続けている。

まずはエンジンパワーを見極める目を養うこと。これが舟券勝負でライバルと差を付ける第一歩。エンジンパワーの見極め方は、おいおい話していこうと思う。

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