飯塚オートの「特別G1 共同通信杯プレミアムカップ」は21日、準決勝を勝ち上がった8選手により、注目の優勝戦が行われる。王者の青山周平が2日目から3連勝で優勝戦に進出。地元の荒尾聡も意地の準決逃げ切りで、2月の浜松SG「全日本選抜オート」に続くグレードレース制覇に燃える。
青山周平VS荒尾聡!
鈴木圭一郎が準決勝に乗れなかったのは誤算だったが、王者の青山周平と地元エースの荒尾聡が順当に優勝戦に駒を進めてきた。
準決は湿走路だったが、青山は序盤に早々と先頭に躍り出ての独走劇。初日こそ2着に敗れたが、2日目から3連勝と、王者にふさわしい貫禄の走りを披露している。
対する荒尾聡は準決12Rでトップスタート決め逃げ切ったが、道中はペースが上がらず、ぶっちぎりの走りとはいかなかった。それでも上がりタイムは準決4個レースの中では最速の3・648をマーク。湿走路でも抜群の安定感をアピールした。
半乾きのブチ走路なら、丹村飛竜の2度目のG1優勝も!
優勝戦は完全に走路が乾くことはなく、湿走路が得意な選手の台頭に警戒が必要だ。丹村飛竜は名うての湿走路巧者。2枠から荒尾、青山を制して飛び出せば、最も怖い存在となる。
金子大輔も湿走路は巧みで、近況好調な有吉辰也には弾丸スタートがある。両雄に割って入る可能性も十分ありそうだ。
スタート巧者が多く、誰が飛び出すかに注目!
21日の飯塚オートの天気予報は雨のち曇り。昼まで雨が続き、午後も降水確率20%だが、優勝戦時刻の降水確率は0%で雨は完全に上がっている。だが、完全に乾くことはなく、湿走路かブチ走路の見込み。雨、湿走路の巧拙が鍵を握る。優勝戦の予想は以下の通り。
優勝戦12R
1号車 0 〇荒尾聡(飯塚)
2号車 0 ▲丹村飛竜(山陽)
3号車 0 西原智昭(伊勢崎)
4号車 0 ◎青山周平(伊勢崎)
5号車 0 △有吉辰也(飯塚)
6号車 0 木村武之(浜松)
7号車 0 佐々木啓(山陽)
8号車 0 ☆金子大輔(浜松)
2日目から3連勝の青山周平はスタートも切れている。ここも4枠から飛び出し、速攻でケリを付けるか。
最内の地元・荒尾聡もスタート張り込む。青山ら中外枠のスタート巧者を抑え、トップスタートを決めれば逃げ切り十分。
台風の目は2枠の丹村飛竜。湿走路は願ってもない舞台。スタート次第で優勝争いに加わってくる。
同じく湿走路巧者の金子大輔は大外でも怖い存在。カミソリスタートを武器に、近況好調な有吉辰也も軽視はできない。
車券は青山と荒尾を絡めたボックス狙い。ボックス412、418、415の計18点。