浜松オートの新春第一弾開催は5日、12Rで優勝戦が行われる。王者の鈴木圭一郎が準決勝12Rで3着に敗退。まさかの優出もれで、スタンドは悲鳴に包まれた。鈴木圭一郎の戦線離脱で、優勝戦は一転、混戦模様となった。
鈴木圭一郎がまさかの準決勝敗退
準決12Rは信じられないシーンが待っていた。鈴木は3・23という別格の試走を出しながら、いつものまくりが不発に終わり、差しても届かないもどかしい展開に。ようやくゴール前で浅田の外から迫ったが、わずかに届かず3着に敗退。オート界の至宝が、正月の地元一般開催で優勝戦進出を逃すという、大波乱となった。
藤岡一樹の気配が抜群!
準決勝は5Rと10~12Rの4個レースで行われた。天気は晴れ。気温は10度の良走路。それでは準決勝4個レースを振り返る。
準決5R
藤岡一樹はスタートで最後方に置かれ、序盤はもたついたが、それでもまくり連発で順位を上げ、最後は独走でゴール。気配の良さが目についた。渡辺篤が実力通りに追い上げ2着を確保。
準決10R
40m線最内の鈴木宏和がスタート決めて2番手に付けたが、滝下隼平が残り2周回で鈴木を捉えると、逃げる深谷も一気に交わして1着。鈴木も深谷を捕まえて2着に入った。
準決11R
20m線からトップスタートを決めたのは佐藤貴也。道中は少しもたつきながらも、5周回バックで逃げる今田真輔を捉えて1着。今田が逃げ粘って2着をキープ。
準決12R
浅田真吾が4周バックで逃げる辻を捉えるも、5周1コーナーで田村治郎が浅田を捕まえて1着。鈴木圭一郎は残り1周で4番手。ゴール前で浅田の外からまくりで迫るも、届かず3着まで。浅田が2着に粘って優勝戦進出を決めた。
20m線の優勝争いも、中心は滝下と藤岡
優勝戦12Rのメンバーは以下の通り。
1号車 0 今田真輔(浜松)
2号車 10 浅田真吾(浜松)
3号車 20 ☆鈴木宏和(浜松)
4号車 20 ◎滝下隼平(飯塚)
5号車 20 △田村治郎(伊勢崎)
6号車 20 〇藤岡一樹(山陽)
7号車 20 渡辺篤(浜松)
8号車 20 ▲佐藤貴也(浜松)
9 日の浜松オートの天気予報は終日晴れ予報。優勝戦の発走時刻の16時18分頃の気温は10度で、スピード決着が予想される。
ここはスピード決着に自信を持つ滝下隼平、藤岡一樹の首位争いに、大外でも速攻力上位の佐藤貴也が絡む展開。20m線で最内の鈴木宏和もトップスタートから早めに抜け出す形なら勝ち負けになる。
車券は468のBOXに468-468-3、468-468-5の計18点勝負。