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今年SGオールスター・オートレースを制覇 荒尾 聡(あらお・さとし)選手の紹介

SG 荒尾聡

昔から実力者の多い飯塚だが、現在のエースと言えば荒尾聡だろう。SGはまだ4冠だが、ここ4年でSGを3回制覇と、全国区の実力者に定着している。安定したさばきに、速攻力、調整力も全国区。調子に波があるのが課題だが、大一番では外せない勝負強さも秘めている。

2020年度後期の適用ランキングは青山周平、鈴木圭一郎に次ぐ自己最高タイの全国3位。今年はSGオールスター以外に、10個目のG1タイトルとなる地元飯塚の「G1 ダイヤモンドレース」も制している。また雨、湿走路が得意なのも強みで、全天候型の実力者として活躍。来年6月に円熟の40歳を迎えるが、今後もオート界を引っ張る強豪として、引き続き大舞台で好レースを見せてくれそうだ。

日本選手権の悪夢をスーパースターで払しょくできるか⁉

優勝戦で失格に終わった日本選手権以降、今一つ調子が上がらない。スーパースターの前哨戦となった山陽G1「スピード王決定戦」では準決勝で6着に大敗。最終日の選抜戦でも3着に終わるなど、本来の勢いを取り戻せていない状況だ。

今年(2020年)は12月20日現在、16優出で5Vとまずまずの活躍だが、近10走ではわずかに1勝と、勝ち切れない状態が続いている。とはいえ、年末の「スーパースター王座決定戦」では堂々の優先順位1位で、27日のトライアル1走目(12R)では、青山周平、高橋貢ら強豪と激突する。どこまで調子を上げられるかが焦点となる。

川口では2007年の「オールスター」に2017年の「スーパースター王座決定戦」と、SGレースを2勝。2009年の「G1キューポラ杯」も制覇するなど川口実績は十分。同じ川口開催だった11月の「SG日本選手権」優勝戦では、優勝争いを演じた鈴木圭一郎と接触して、落車妨害失格を取られている。

結果的に、森且行が悲願のSG初制覇を飾り、大きなニュースとなったが、約2カ月前の悪夢を払しょくする舞台が、同じ川口開催のスーパースターになる。「終わりよければすべてよし」。複雑な思いを秘めた荒尾が、最高の形で2020年を締めくくることができるか、年末決戦には注目だ。

荒尾聡
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