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オートレース 試走の信用度はどれくらい?「信用」と「疑い」の両方の目で

オートレースで「試走」は重要な予想のファクターであることは間違いない。選手の直前の動きを最終チェックできる貴重な機会だから、見逃す手はないだろう。試走タイムも重要だが、選手のやる気、マシンの気配が試走から見て取れることも少なくない。試走に対する評価は人それぞれだが、オート歴35年の筆者にとって、試走の信用度は70%といったところ。普段の予想でも、「7割信用して、3割疑う」スタンスで、試走に対峙している。気象状況やメンバー次第で、その信用度は大きく変わってくる。

信用できるケース

純粋に信用できるケースの条件は、「紛れ」が少ないこと。走路的には良走路で、走路温度も高すぎないことが最低条件。そんな中、試走で明らかにピカピカ(超抜)の動きを見せ、タイヤもしっかり食いついていることが確認できれば、その選手から素直に勝負することになる。まして、それが軽ハンデの選手なら、早め抜け出しの確率が高く、軸としての信用度はグンと跳ね上がる。

また雨走路も、逆の意味で「紛れ」が少なく、試走の動きは重要な参考材料になる。雨が降れば、途端にやる気を見せる選手もいれば、最初から白旗を上げる選手もいる。試走でそれが如実に表れる。雨の場合、走るコースが内か外か両極端になるが、どちらにしても、雨用のセッティングに自信を持ち、やる気もある選手は、試走から他を圧倒する動きを見せてくる。そんな選手は高い確率で信頼していい。

そうした選手たちには、必ず試走タイムの裏付けもあるもの。オートレースの本質はマシンスポーツ。エンジン差が明らかで、紛れが少ないレースなら、なら迷わず「買い」だろう。

疑いのケース

逆に「紛れ」が多い場合は、試走を疑ってかかる必要がある。まず試走で良走路だったのに、試走後に雨が降るケースなどは、試走が全くあてにならなくなる。良走路と雨走路(またはブチ走路)では、マシンのセッティング、タイヤの選択自体が大きく変わるのだから、試走が参考外なのは当然だろう。

また暴風雨や極端な熱走路など「紛れ」がある走路状況でも、試走の信頼度はグッと落ちる。ただで紛れの多い状況で6周回もするのだから、不測の事態が起こるリスクが増え、その結果、試走通りにならないケースも増えてくる。

さらに試走タイムは出ても、その試走でタイヤを滑らせていた選手には要注意だ。どんなに試走タイムが優秀でも、レース中にタイヤを滑らせたら、レースが終わってしまうことが多い。抜けた試走タイムをたたき出した最重ハンの選手が、タイヤを滑らせ。道中で全く終えずに惨敗するシーンは少なくない。これも試走を疑ってかかるケースだ。

その他のケース

上記以外にも、試走タイムを出す選手と出さない(出ない)選手がいたり、勝ち上がりの情況によっては、本番で無理をしない(大事に乗る)ケースも出てくる。このようなケースでは、選手個々の特徴や状況を十分に把握することが不可欠で、試走はあまりアテにならなくなる。

いずれにしても、試走は信用できる! 信用できない!と両極端に決めつけるのではなく、個々の情況に応じて、信頼できる試走か、信頼できない試走かを判断したいもの。オートレースの試走には「お宝」が潜んでいる。

試走の信用度
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